肝斑とは、顔の血管が炎症をおこし、その炎症による刺激がメラニン色素の生成を促して起こる色素沈着のことです。女性ホルモンの問題や紫外線の刺激で炎症が起きたり、刺激の強い化粧品が原因だったりもします。通常のシミは、エネルギーの強いレーザー光線を照射してシミを焼き切り、そのかさぶたが治癒したらシミも消えるという方法で除去されてきました。しかし、この方法では肝斑を消すことはできません。刺激が強すぎるので血管の炎症が悪化し、肝斑も濃くなるという悪循環に陥ります。しかし、フォトフェイシャルなら肝斑も治療できる可能性があります。まずフォトフェイシャルはレーザーより弱い光を使うので、炎症を悪化させることはありません。毛細血管が拡張して赤ら顔に見える場合にもフォトフェイシャルで毛細血管を収縮させて改善する治療法があり、血管への悪影響がないかどうかは既にしっかりと検証されているので安心です。それに加えてフォトフェイシャルにはメラニン色素を分解し肌全体を美白する効果があります。完治までには数回の施術が必要でしょう。それぞれの照射には間隔を空ける必要があり、照射の後数日かけて色素が薄くなっていくのが確認できます。